全部無料の手作りダンボールブロックの作り方【DIY】

手作りダンボールブロック (11) DIY

無料でもらえるダンボールがあれば、DIYで利用可能なダンボールブロックを作れます。

ダンボールブロックとは?

よく、発泡スチロールのブロックが販売されていますよね?
あの、ダンボール版です。

 

作り方

こういった感じで作ると、ダンボール同士を接着させるための接着剤が大量に必要となります。
木工用ボンドはそこまで高いものではありませんが、大量に利用すると結構な金額になります。

 

そのため、完全無料で作るために、髪を作るときの手法を活用します。
紙というのは、木材を細かくし、水に溶かし、繊維を再結合したものです。
ダンボールも紙(木材)の塊ですから、再び水に溶かして、型に押し込めば再結合します。

さらに、ダンボールには予め薄っすらと接着剤がくっついているため、自然とちょびっと接着効果があるのです。

 

1,ダンボールを適度にちぎる

水に浸すため、底に入る大きさにちぎります。
ダンボールは結構硬いので、細かくちぎると手が痛くなるので、本当にざっくりとでOKです。

この際、ダンボールに付いているガムテープや水に溶けないものは剥がしておきましょう。

 

2,容器にいれて、水に浸す

要するにダンボールを水に浸けます。
大きな容器がない場合は、お風呂でも良いかもしれません。

▼今回は、20リットルのペール缶を利用しました。

ダンボールブロックの制作 (1)

3,ダンボールを小さく破く

数時間水に浸けておくと、ダンボールがふやけてきて、簡単にやぶくことができるようになります。
かき混ぜたり、ちぎったりしてできるだけダンボールを細かくしましょう。

 

4,型枠を用意する

溶かしたダンボールを型に詰めて乾燥させます。
ダンボールをすくって、型にいれて、上から指で押して水を抜きます。

▼落ちていた木枠を利用しました。

ダンボールブロックの制作 (2)

 

▼大きめの型枠も作りました。型枠から外しやすいように、くの字にしました。

ダンボールブロックの制作 (3)

 

押し込む蓋も作りました。

ダンボールブロックの制作 (4)

 

5,ダンボールを詰める

地面に置いて、ダンボールを詰めて押し固めて、型枠を外すとこうなります。

手作りダンボールブロック (1)

 

天気のいい日に行えば、1日で外側はなんとなく乾燥します。

手作りダンボールブロック (2)

 

適度に乾燥すると持てます。

手作りダンボールブロック (3)

手作りダンボールブロック (4)

手作りダンボールブロック (5)

 

大きいサイズ

ダンボールブロックの制作 (5)

 

結構分厚いです。

ダンボールブロックの制作 (6)

 

ある程度乾燥したら、雨が当たらない場所で乾燥させます。

手作りダンボールブロック (9)

 

6,乾燥させる

乾燥すればカチカチになります。

手作りダンボールブロック (6)

 

色も白くなります。

手作りダンボールブロック (7)

 

かなり硬いです。

手作りダンボールブロック (8)

 

分厚い方は乾燥するのに数倍時間がかかります。

手作りダンボールブロック (11)

 

乾燥すると、結構どっしりしっかりします。

手作りダンボールブロック (12)

 

表面は完全に乾燥したので、半分にカットしてみました。

ダンボールブロックの制作 (7)

 

しかし、中はまだしっとりと湿っています。

ダンボールブロックの制作 (8)

 

乾燥日数

小さなタイプは4日程度で完璧に乾燥しましたが、大きいタイプは現時点で、まだ完全に乾燥していませんでした。

8月6日:型枠に詰める
8月8日:表面は少し乾燥して手で持てるようになる。
8月11日:完全に乾燥したと思ったが、内部はまだ湿っていた。

1週間程度で外側は乾燥し、2週間程度で更に内側、1ヶ月でほぼ完全に乾燥すると思われます。

 

使用用途

コンクリートやレンガよりも軽くて、発泡スチロールよりも重たく硬いです。
ダンボールですから、加工も簡単ですよね。

いろいろな用途で使える気がするんです。

  1. 猫の爪とぎ
  2. スペーサー
  3. 壁(レンガのように積み上げ、ボンドや珪藻土で接着する)
  4. 断熱材

 

まとめ

新しく引っ越す家では、可能な限り、リフォーム費用を抑えたいと思っています。
そこで、ダンボールを活用したいのですが、ダンボールをそのまま利用するのは難しいです。
断熱材としてなら使えるとは思えますが、火災の際に、火の燃え移りが早くなることが予想されるので、あまり使いたくありません。

今回のように押し固めたダンボールを使えば、ただのダンボール板よりも炎が燃え移りにくくなるため、利用可能になると考えました。
当然、木材よりも燃えやすいので、そのまま使うのではなく、レンガの様に積み重ねて、間に漆喰やボンドで固定するという方法を考えています。
これにより、大幅に炎の燃え移りスピードが低下するでしょうし、無料で断熱材、調湿硬化剤、防音素材としての効果が期待できると勝手に想像しています。

[box class=”yellow_box” title=”メモ”]壁→ダンボールブロック(漆喰で塗り固める)→石膏ボード[/box]

ダンボールを使った防音室「だんぼっち」という商品もあることから、ダンボールだけでも十分な防音効果が期待できます。
防音素材ってかなり高いので、毎日ちょっとずつダンボールブロックを作っていけば、そのうち大量のダンボールブロックが出来上がって、ちょっとずつ改造できる気がするんです。
型枠を変えれば、猫の爪とぎとかは超簡単に作れる気がします。

 

燃焼実験(2018年9月26日追記)

ダンボールは火をつけると、すぐに炎が上がって燃えきってしまいます。
そのため、断熱材としては、危険な材料です。
そこで、今回作ったダンボールブロックを燃焼させてみました。
すると、バーナーで炙っても黒くはなりますが、炎が点くほど燃えることはありませんでした。
更に長時間炙れば流石に燃えるでしょうが、ダンボールよりも通常の木材に近い耐火性があると思います。
小さな火では燃え移らないですが、大きな火には木材と同じ様に、燃料となるでしょう。

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