ロケットストーブを作るときは、パーライトなどを詰め込みますが、コストカットとして土を詰めて作ってみました。
なぜ、パーライトを入れるか
ロケットストーブにパーライトを入れる理由は、断熱+保温のためです。
炉内の温度をあげるために、外との間に保温するための空間が必要になります。
この空間がないと、熱がどんどんと外に放出されてしまうのです。
パーライトは隙間がたくさんある、軽石のようなものです。
保温というのは、動かない空気の層が最も適しています。
空気の空間だけだと、循環して熱が逃げてしまいますが、パーライトは動きませんから、結果として熱が保温できるのです。
熱で溶けてしまうこともないため、ロケットストーブに適しています。
ということは、保温さえできれば、パーライトでも良いということになります。
身近にある、それらしいのは土です。
[box class=”yellow_box” title=”メモ”]理論上最強なのは真空です。
真空は熱を移動させないので、最強の断熱材です。
巨大な魔法瓶があれば、最強ですね。(無いけど)[/box]
作ってみる
まずは、ロケットストーブ的なものを作ります。
今回は、ストーブ自体を半分地面に埋めることで、投入口付近も保温する方法にしてみました。
地面を掘って、はめるだけです。
そして、上部の部分を新しく作りました。
何個か作ってきたので、だいぶ上手になってきた気がする。
そして、適当な土を用意します。
ストーブ内に土を入れます。
もりもり入れていきます。
この部分も土で固めます。
埋まりました。
いい感じ。
更に土を盛ります。
そして、蓋をすれば完成です。
ここから木材を投入します。
こういった乾燥した木材がベストです。
煙突部分には、ブロックを置いて、魚焼きをできるようにしました。
ロケットストーブって、煙があまり出ません。
なので、炭火焼きの様にアルミホイルで巻かずに直火で魚とかを焼ければいいなと思いました。
そこで、ブロックを置いて、ススがつかないかどうか検証したところ、ちょびっとだけ付きました。
普通よりはつかないかもしれませんが、長時間焼くとススが付いちゃうので、直火じゃないほうが良いかもしれません。
動画
※Windows10標準のフォトアプリで動画編集を試してみたのですが、すごい使いづらかったです。
まとめ
とりあえず簡単に作ることができました。
火力もバッチリです。
しかし、このロケットストーブには、灰を排出する機構があります。
そのため、欠陥品となります。
あくまでも実験的なものなので、現在は使っておりません。
ただし、土には粒子が細かいだけなので、空気の層を作れません。
でも、何も入れないよりは良いような気もしますが、入れなくても良いのかもしれません(汗)
土を入れるときは、サイズがバラバラな砂利とか、水を含ませて練ったものや枯れ草とかも混ぜたほうが良いかもしれません。
そうすれば、乾燥した後は、隙間ができるので、保温効果ができると思います。
次回は、ビニールハウス内に、ロケットストーブを利用した暖房器具を作ってみようかなと思います。
コメント
折角断熱して高効率で燃焼させようとしてるのに地面に埋めたら本末転倒過ぎる・・・
地面が熱を吸うから熱損失が大きい
熱効率を求めるなら、可能なら地面から離さないと