今回購入予定の150万古民家には、見た感じ断熱材が入っていません。
今回は、数ある断熱材から何を選ぶべきか考えてみました。
目次
断熱材とは?
夏は涼しく、冬は暖かくしてくれるのが断熱材です。
断熱材ってふわふわしているので、夏はもっと熱くなりそうなイメージがありますが、違います。
夏は外の熱い熱をシャットアウトしてくれますし、冬は外の冷たい風をシャットアウトしてくれます。
お金が無いからと言って、断熱材をケチると、余計暖房コストが増えてしまうため、ここはケチらずにしっかりと施工して行きたいところです。
[box class=”yellow_box” title=”メモ”]長期的に見ると、しっかり断熱したほうが低コストになる。[/box]
断熱材の種類
世の中には、数多くの断熱材がありますが、高価なものもたくさんあるので、今回は僕が検討の余地があると感じた、低コストの断熱材をまとめてみました。
繊維系断熱材
- グラスウール(おすすめ)
- ロックウール
発泡系断熱材
- 押出法ポリスチレン XPS(ポリスチレンフォーム,カネライトフォーム,スタイロフォーム)
- EPS(燃えにくい発泡スチロール)
- 発泡ウレタン(液剤を吹付けて膨らむ)
特徴
グラスウール
日本で最も使われている断熱材です。
困ったらとりあえずこれを使えば問題ありません。
グラスウールには、ただの「グラスウール」と「高性能グラスウール」があるのですが、後者の「高性能グラスウール」の方が性能が高いため、費用的余裕があるのであれば、そちらを選んだほうが良いでしょう。
断熱性能として、使われているのが密度である[kg/㎥]です。
数値が高いほうがハイスペックのようです。
断熱効果だけでなく、フィルムで包装されているため、適切に施工すれば、防湿効果も高く最もコスパの高い断熱材です。
施工方法
▼かなり詳しいグラスウールの施工方法
▼気流止めの重要性
▼グラスウールの施工方法(壁)
▼グラスウールの施工方法(床)
▼グラスウールの施工方法(屋根裏)
[btn class=”simple”]詳細なグラスウール施工マニュアル[/btn]
断熱地域区分
日本は地域によって、気温が異なりますので、地域ごとに必要な断熱性能が異なります。
下記リンクから、日本各地の断熱地域区分を確認して、自分の家はどこに属しているか確認してください。
佐賀県は5,6区域なので、一般的な断熱方法が使えるようです。
[btn class=”simple”]断熱地域区分[/btn]
防風層
屋根の下には空気の通り道である、通気層がなければいけません(無いと空気の入れ替えが起こらない)。
その層を作るために、スペーサーが販売されているのですが、結構値段が高いです。
ただのダンボール素材のモデルもあるため、それらしい形に折り曲げて自作できそうです。
ロックウール
石から製造した綿状の断熱材です。
名前から石綿(アスベスト)を想像してしまいますが、全く関係ないため、健康被害も気にする必要はありません。
ただし、グラスウールの下位互換と言われており、選ぶ必要性は無いようです。
押出法ポリスチレン XPS
正式名称は押出法ポリスチレン,XPS,ポリスチレンフォームなどと呼ばれておりますが、各社の製品名としてカネライトフォームやスタイロフォームという名称で販売されています。
見た目は硬い発泡スチロールで、カッターで簡単に截断可能です。
EPS
燃えにくい素材を配合して作られた発泡スチロールです。
発泡ウレタン
液体ですが、2つの液剤を混ぜ合わせることで、科学反応が起こり、約30倍にも膨れ上がります。
吸着作用もあるため、枠にピッタリとハマり、非常に高い機密性があります。
予算に余裕があれば、選択しても良い素材でしょう。
まとめ
基本的に断熱材はサイズが大きいため、通販で買うよりもホームセンターで購入したほうが安いです。
基礎に取り付ける断熱材は、ポリスチレンフォームを検討していたのですが、精密なサイズにカットする必要があるのと、防湿シートを貼る必要があるため、少し面倒です。
そのため、グラスウールの方がサイズを微調整可能ですし(押し込めばOK)、もともと防湿シートに包まれているので、施工も簡単な気がしました。
基本的に、家の断熱にはすべてグラスウールを使用しようと思っていますヾ(o´∀`o)ノ
[voice icon=”https://geek-kazu-next.com/wp-content/uploads/2018/02/hiyoko.jpg” name=”KazuHiro” type=”l fb”]現場でトライアンドエラーでてきとうにやっていきますw[/voice]
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