インフラが無い森にDIYで小屋を建てて生活しているカズヒロです。
今回は、ソーラーパネルの電気だけで生活している私の電気のシステム全体の費用をまとめてみました。
小屋ぐらし 記事一覧
動画
電気の自給自足システムに必要なもの
我が家は電柱がありません。
そのため、電気はソーラーパネルで自給自足しています。
ソーラーパネルで電気を自給自足するために必要な機器をまとめるとこのようになります。
- ソーラーパネル
太陽の光を電気に変換するパネル - チャージコントローラー
グラつきのある電気(電圧)を綺麗にする機械 - バッテリー
電気を貯める蓄電池 - インバーター
直流を交流(コンセント)に変換する機械
バッテリーから直接電気を取ることで、インバーターなしで使うという裏技もありますが、コンセントの機器を使うためにはインバーターは必須です。
更に、チャージコントローラーとインバーター、更に電柱からの電気も取り込んで、全部の機能が搭載している最強のインバーター(ハイブリッドインバーター)という機器もあります。
入門キットは割高
初めての方は、入門キットを買えば、全部セットになっているため、簡単にソーラー発電ができます。
モバイル電源と専用ソーラーパネル
最も簡単な方法は、ポータブルのモバイル電源と専用のソーラーパネルを使う方法です。
モバイル電源で有名なJackery(ジャクリ)からも発売されており、このセットを買うだけですぐにソーラー発電ができます。
持ち運べて、ケーブル1本で簡単に充電できる所が良い点ですが、めちゃくちゃ高価という点が欠点です。
【Amazon】Jackery(ジャクリ)モバイル電源とソーラーのセットJackery(ジャクリ)
ソーラー充電セット
必要な機器とケーブルが全部セットになった、セット商品も販売されています。
「ポータブル電源と専用ソーラーパネル」よりは、かなり安いですが、それぞれを個別に用意したほうが選択肢が広がり、安く抑えられると思います。
個別に買ったときと価格を比較してみた
結構人気のこちらのセット商品「ECO-WORTHY ソーラーパネル 195Wセット」と同等性能の構成のものを個別に要した場合、どの程度の価格になるか検証してみます。
ジャクリ | ECO-WORTHYセット | 個別 | |
ソーラーパネル | 60W | 195W 単結晶 | ECO-WORTHY 195W 単結晶 25,800円 |
チャージコントローラー | 30A PWM | ALLPOWERS 30A 2,999円 |
|
インバーター | 600W-1200W | GIANDEL 600W-1200W 12,896円 |
|
バッテリー | 240Wh | リン酸鉄(LiFePo4) 12V 50Ah 600Wh |
リン酸鉄(LiFePo4) 12V 50Ah 600Wh 35,668円 |
ケーブル類 | 3000円 | ||
合計 | 40,425円 | 59,880円 | 77,363円 |
なんと、予想と異なる結果になりました!
ジャクリは、値段が安い分、ソーラーパネル性能が1/3であり、バッテリー容量も2.5倍差があります。
そして、ECO-WORTHYのセット商品が思いのほか安かったです!
各パーツの品質は極端に悪い感じはありませんし、バッテリーも寿命が長いリン酸鉄リチウムイオンバッテリー(LiFePO4)ですから、毎日使い切っても、10年くらいは使えます。
このセットを購入して、ソーラーを車の上に取り付けて、車内に配線すれば、車中泊が超快適になりますよ👍
このセット商品はおすすめですね😊
ソーラーシステムのそれぞれの価格
激安のセット商品で性能が十分だと感じたら、そちらを購入すれば良いのですが、家一軒分の電力をまかないたい場合は、性能不足です。
ということで、我が家のソーラーシステムをご紹介します。
ソーラーパネル
新古品の200Wソーラーパネルを1枚6600円、合計20枚購入して18枚使っております。
なので、6600円x18枚=118,800円
インバーター
チャージコントローラーとインバーター、更に電柱からの電気も取り込んで、全部の機能が搭載している最強のインバーター(ハイブリッドインバーター)を使っております。
後日電柱も引く予定なので、それにも対応するためです。
出力3000Wのモデルで10万円しました。
GROWATT SPF 3000TL-LVM-ES ハイブリッドインバーター
バッテリー
CERRNSS Official Store LiFePo4バッテリー95,860円 x 2個 = 191,720円
購入時は95,860円で購入できましたが、世界情勢の影響で143,409円に値上がりしておりました。
急ぎでない方は、もう数年待てば安くなるかも?
一覧
機器 | 性能 | 価格 |
ソーラーパネル | 200W 18枚 3600W |
118,800円 |
ハイブリッドインバーター | 3000W | 100,000円 |
バッテリー | 24V 200A x2 9600Wh |
191,720円 |
ケーブル | 3000円 | |
413,520円 |
ということで、我が家のソーラーシステムのお値段は、413,520円でした!
結構高いですね!
ただし、いくら電気を使っても電気代は無料です👍
エアコンを1日ガンガン付けっぱにしても、電気代は無料ですから、毎月6000円くらいの電気代が無料になると言っても良いかもしれません。
6000円 x 12ヶ月 = 72,000円が無料になると考えたら、
2年で144,000円が無料
3年で216,000円が無料
4年で288,000円が無料
5年で360,000円が無料
6年で432,000円が無料
つまり、6年くらい使えば元が取れる計算になります。
それ以降も電気代は無料です😊
途中で機械が故障して壊れてしまう可能性はありますが、6年程度で全部が壊れるということは、考えられないため、どっちみち損することは無さそうです。
2022年6月の各地域ごとの電気代は以下のようになっています。
(プランや契約方法によって料金は変化するので、参考値となります)
電力会社 | 金額 |
沖縄電力 | 28.49円 |
北海道電力 | 30.26円 |
東京電力 | 26.48円 |
中部電力 | 25.51円 |
関西電力 | 25.71円 |
東北電力 | 25.33円 |
北陸電力 | 21.73円 |
中国電力 | 27.44円 |
四国電力 | 26.99円 |
九州電力 | 23.06円 |
まとめ
とても良いタイミングでソーラーシステムを導入できました。
僕がこれらシステムを導入したのは、2022年の2月です。
その後に、ロシア・ウクライナの戦争が始まってしまい、ソーラーパネル、バッテリーの価格が一気に上昇しました。
現時点でソーラーシステムを導入するのは、あまりおすすめできないタイミングではありますが、お試しでセット商品を買うのは良いかもしれません。
セット商品で練習してみて、イメージを掴んでから、大規模なソーラーシステムに移行するとスムーズに移行できるかもしれません。
DIYのソーラーシステムは、長期的に見たら、ほぼ確実に得をするシステムです。
現在、全国的に電気料金が値上げされているので、このタイミングでソーラーパネルの導入を検討してみるのも良いかもしれません。
コメント