お客様ぁ~どうもこんにちはカズヒロです。
今回は初めて薪ストーブを使って一冬を越したので、その感想をまとめてみました。
使っている薪ストーブ
僕が使っている薪ストーブは全部で3つです。
2つはホームセンターで売られている4000円程度の安い薪ストーブです。
そして、もう一つはDIYして作ったロケットストーブです。
▼4000円の激安薪ストーブ
▼自作したロケットストーブ
薪ストーブの歴史
薪ストーブが発明されたのは約1500年です。
薪ストーブがメジャーになったのは1742年にベンジャミン・フランクリンが発明したモデルです。
そして、ロケットストーブが発明されたのは1980年代であり、割と新しいストーブの形態と言えます。
ロケットストーブの方が熱効率が良いため、少ない薪で部屋を温めることができます。
しかし、普通の薪ストーブのほうが設置や入手がしやすいため、どちらが良いとは言い切れません。
薪ストーブの熱効率
普通の薪ストーブとロケットストーブの熱の移動を比較してみました。(イメージです)
薪ストーブ 煙突長:2m 薪の量:ストーブに5割詰め込む |
ロケットストーブ 煙突長さ6m 薪の量:106mm煙突2回分 |
|
1 | 薪が燃える ストーブ温度:300度 |
薪が燃える(一次燃焼) ストーブ温度:300度? |
2 | 熱を部屋に発散する ストーブ温度:200度 (部屋に100度分移動) |
蓄熱する ストーブ温度:450度? (ほぼ部屋へ熱は移動しない) |
3 | 煙突とストーブのつなぎ目付近 煙突温度:100度 (部屋に100度分移動) |
蓄熱する(一次燃焼) ストーブ温度:600度? (ほぼ部屋へ熱は移動しない) |
4 |
煙突1.7m |
煙突とストーブつなぎ目付近 煙突温度:160度 |
5 |
煙突2m |
煙突3m 煙突温度80度 |
6 |
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煙突6m メガネ石付近:50度 |
▼ストーブの温度
▼ストーブと煙突つなぎ目付近の温度
煙突1.7mの温度
▼眼鏡石付近の温度
▼煙突つなぎ目付近の温度
▼煙突3m地点の温度
▼眼鏡石付近の温度
▼眼鏡石の温度
メリット・デメリット
薪ストーブ | ロケットストーブ | |
強風時 | 逆流する | 逆流しない |
着火のコツ | 無い | ある (とても簡単) |
おすすめ | する | しない (普通じゃないため) |
メンテナンス | めんどい (煙突がベトベト) |
簡単 (煙突サラサラ) |
価格 | 安いのもある 4000円~ |
安いのはない 20万円~ |
DIY |
難しい |
簡単 |
熱回収効率 |
普通 |
高い |
薪投入サイズ |
でかい |
小さい (薪割りが大変) |
耐用期間 |
1~2年(鉄板が薄いため穴が開く) |
不明 内部のステンレス部が変形するため、変形箇所にモルタルなどを流し込み修復が可能 |
メーカーごとに煙突の直径が少し違う
薪ストーブで最もメジャーな直径サイズは106mmです。
ホームセンターに行けば、100% 106mmの煙突が売られております。
しかし、ホームセンター毎に扱っている煙突のメーカーが異なります。
僕の場合は、コメリとジョイフルAKで煙突を買ったのですが、微妙に直径が異なり、隙間が空いてしまいました。
一応差し込めるので、使えないこともないのですが、その小さな隙間から煙が出てくるため、メーカーは揃えたほうが良いです。
もしどうしてもメーカーが異なる煙突を使いたい場合は、アルミテープやステンレスバンドなどを使い、隙間を密閉すると良いでしょう。
一酸化炭素計は買いましょう
私の家では3つの薪ストーブを使っています。
(4000円程度の薪ストーブ2個、自作のDIYロケットストーブ)
すべての設置部屋に一酸化炭素チェッカーを取り付けしています。
個人的におすすめするのは、単三電池タイプです。単4電池タイプは1年しか電池が持たないため、電池交換を忘れてしまう可能性がありますが、単三電池タイプは3年間電池が持ちます。
また、Amazonに売られている2000円程度の一酸化炭素チェッカーはとても安いため、品質がまばらである可能性があります。Amazonレビューには反応しなかったと言っている人もいました。
そのため、気になる人は複数メーカーの物を複数台設置する、もしくは信頼できる高級なモデル(8000円程度)のものを買うことをおすすめします。
薪小屋必須
今年は薪をたくさん集めることができたのですが、薪小屋は作れませんでした。
薪棚は作っており、一応雨はしのいでくれているから、雪も大丈夫だろうと思いましたが、薪棚の半分は雪に埋まってしまい、スコップで掻いて薪を掘り出す作業が必要となりました。
▼夏
▼冬
▼夏
▼冬
薪集め
薪はジモティーで廃材を募集することで集めることが可能です。
敷地が広ければ、廃棄に困った業者が4トントラックで持ってきてくれます。
釘付きの木材もたくさんありますが、中にはまだ使えそうな太い木材も持ってきてくれるので、そういうものは鳥小屋を作るときに利用しました。
まとめ
薪ストーブは薪を無料でもらえるならコストパフォーマンスが非常に高い暖房器具です。
薪を買ってまでは使いたいとは思いませんが、薪が手に入るなら、おすすめです。
そして、普通のストーブとロケットストーブどちらがおすすめかと言うと、普通の薪ストーブがおすすめです。
更に、我が家で使っているような薄い鉄板の薪ストーブではなく、数万円する鋳物の薪ストーブがおすすめです。
鋳物の薪ストーブであれば、ある程度蓄熱してくれるため、燃焼効率が上がるのと、劣化が少ないため、半永久的に使い続けることができます。
ロケットストーブに関しては、火遊びが好きで、DIYが好きな人であれば作って楽しむのをおすすめします。
僕の場合は、今回のロケットストーブで4作品目であり、1,2作品はペール缶に穴を開けて煙突を付けただけの簡単なロケットストーブでした。
そして、3作品目は実家の倉庫でに使っており、ロケットストーブの前には薄い鉄板のストーブを接続したハイブリッド仕様にしております。
しかし、重量が重たすぎて、移動ができない状態でした。
そして今回作った4作品目は熱効率を最大化し、持ち運びも可能にしたサイズにしました。
(一応僕一人で持ち上げられますが、腰がやられそうになります)
しかし、作る段階でわかってはいましたが、投入可能な薪サイズが小さすぎて、毎日薪を小さく割る必要があり、改善が必要ということがわかりました。
更に、煙突を垂直に伸ばしているため、このロケットストーブで煮炊きができません。
次作るモデルは、大きな薪を投入できるようにし、さらに煮炊きできる工夫もつけようと思います。
また、僕は可能ならペール缶を使って作りたいです。
理由は、ペール缶であれば無料で手に入りますし、誰もが簡単に作れるためです。
ロケットストーブを自作している人は色々いますが、型枠を作って制作するタイプのロケットストーブはなかなか真似はできません。
しかし、ペール缶を使ったロケットストーブであれば、DIY初心者でも簡単に作れるし、材料費が安いという点から、魅力があるんです。
次はどの様な形で作ろうかまだ決まっていませんが、可能ならペール缶とドラム缶を組み合わせたロケットストーブを作りたいなと思っています。
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